福島テレビ

うつくしま百名山の選定

 1998年の世界人口は、およそ60億人と推定され、全体の60%に近い35億人がアジアに集中しています。
 この世界人口は半世紀後の2050年には100億人を突破するものと予想されており、人口増と生産活動によって予想される環境破壊を地球規模で抑制することが緊急の課題となって参りました。

 「かけがえのない地球」「かけがえのない日本列島」「かけがえのない福島県」の豊かな自然を守ろうという国境と民族を超えた共通の課題ーこれは”うつくしま、ふくしま。
”県民運動の目的に適うものであります。

 私ども福島テレビは1998年(平成10年)4月の開局35周年を機会に、自然との共生、自然にやさしい心を再認識するための第一弾として「うつくしま 百名山」を選定いたしました。
百名山に選定されなかった山々の中にも長い間地域住民に親しまれてきた山が数多くあることを特に付記いたします。
それぞれの 地域のシンボルとして、また地域に住む人々が時の流れをこえてふれあってきた最も象徴的な景観のひとつとして、この「うつくしま百名山」を広くご理解いた だきたいと存じます。

 平成10年9月2日
 うつくしま百名山選定委員会

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<山が永久に自然であるために>

「うつくしま百名山」に選定された山々については、あえて百名山の標識などを立てるべきではありません。標識自体が自然を壊すゴミになるからです。
山にはゴミを持ち込まず、持ってきたゴミはすべて持ち帰ることをみんなで誓いましょう。

 山々とのふれあいの第一歩は、まず長い間培ってきた山と地域、山とそこに住んでいる方々との深い関わり合を今一度思い起こしていただくことです。
そし て、その思いを胸に地域の方々が揃ってふるさとの山に登っていただきたいと存じます。
これによって自ら育むと共に、地域の方々相互の交流が新しい響きを もって広がってくるはずでございます。
ふくしまの山々をみんなで大切にして後世に引き継ぎましょう。

 この「うつくしま百名山」の選定を機会に、多くのハイカーがふくしまの山々に親しみ、山々を一層愛していただきたいと存じます。


  うつくしま百名山選定委員会 委員長 田部井淳子